ちょっと古い記事ですが、こんな記事がありました。

ファインメットやナノパームの改良合金かと思います。

飽和磁束密度が電磁鋼板と同等で、透磁率が一桁高く、損失が70%低い軟磁性合金が開発されたのですね。すごいです。

確か、熱処理により軟磁気特性は向上しますがそれと同時に脆化が課題になっていたように記憶しています。この課題も解消したのでしょうね。

飽和磁束密度が電磁鋼板と同等ですので銅線の巻き数も同程度でよいことになります。そうすると、銅損も同程度になりますので、鉄損が低い分モーターとしての性能も向上するのかと思います。

粉末の場合にはアモルファスの状態で用いると記載されていました。圧粉成形を行うと応力緩和のための熱処理が必要になりますが、その熱処理で結晶核が粗大にならないのでしたらインダクタなどにも適用できるかと思います。

技術の進歩はすごいですね。