本日、事務所の保険証券ファイルがきました。事故対応ハンドブック事例集が同封されていました。

読んでみましたが、恐ろしくなりましたので、いくつか例示します。大半は期限の徒過でした。請求金額が数千万円にのぼるものがいくつもありました。

明日は我が身と思い、チェックを怠ることなく業務を遂行します。

1.特許料納付期限徒過

4年目以降の特許料の納付期限管理を受任した後、納付期限および倍額納付期限を徒過したので権利が消滅した。請求額:1億円

→特許については、特許庁の通知制度を利用した方がいいと思います。また、管理受任の事実の有無が争点になった事件もあったようなので、ここは明確にしておく必要があります。仮に管理業務を受任した場合には、事務と弁理士のダブルチェックが必要になります。

2.特許料納付による分割出願却下

特許査定を受領後、自動納付しない指示を失念して特許料を納付した。

→クライアント様からの指示が多肢に渡る場合は要注意です。リストの作成が必要になります。

3.分割出願における原出願の表示漏れ

分割出願の願書に分割出願である旨および原出願の表示を漏らした。改めて分割出願を行った。

→これもダブルチェックが必要です。

4.審査請求期限徒過

審査請求を依頼後、弁理士は誤って他社の別の出願につき審査請求を行い、本件について審査請求を行わなかった。

→期限管理は大事です。

5.拒絶理由通知への対応漏れ

拒絶理由通知書が他の書類に紛れてしまい、対応せずに拒絶査定となった。その後、審判請求を行った。

→机の上に2つ以上のファイルを開かないように注意を受けたことがあります。

6.不適切な商標取消審判請求

商標登録後3年経過前に不使用取消審判を請求してしまった。

→ダブルチェックが必要です。

7.商標登録出願ミス

英単語二語を続けて記載するところを、二語の間にスペースを入れてしまった。再出願を行った。

→標準文字の場合に注意が必要になるかと思います。

8.商標登録料納付期限徒過

後半5年分の納付期限を過ぎ、倍額納付期間中に納付した。

→登録時に送った通知書に「後半の納付期限が近づきましたらご連絡申し上げます。」と明記されていると、納付期限管理を弁理士が行うことをクライアントに約束したことになります。期限管理は足が長い業務ですので、費用が発生してしまいます。この点を登録後にクライアント様と明確にしておく必要があります。

弊所でも現在回答待ちの案件があります。確実にご回答を頂戴し、ご回答をファイルにとじます。

もう一つ、提出書類を謝ったために発生したものがありますので、別途投稿します。