弊所では、特許庁からの発送書類受領日を火曜日としています。
これは、特許出願の拒絶理由通知の対応期間(60日)や商標登録出願の拒絶理由通知の対応期間(40日)の末日を土日にするためです。
対応期間の末日が土日の場合、手続が翌営業日まで可能になるためです(特許法第3条第2項)。
どの出願について、いつごろ審査結果がくるか、ということはある程度予測できます。また、どのような拒絶理由が通知されるか、その拒絶理由が通知されたらどのように対応するか、などを見込んだ出願も多々あります。しかし、審査結果がそのようになるとは限りません。
このため、火曜日に特許庁からの発送書類を受領する時は、今でもドキドキします。もちろん、今日もドキドキしました。
火曜日に特許庁からの発送書類があるかどうかは、例えば金曜日に予納を確認した際に、「未発送の書類があります。」との通知があれば確実に発送書類があることがわかります。「未発送の書類があります。」の通知がない場合であっても、発送書類がある場合があります。
今日の場合は、月曜日が休庁日で、金曜日に「未発送の書類があります。」の通知がなかったので、発送書類がないと予測していました。しかし、予想に反して発送書類があったので、いつもより心拍数があがりました。小職の場合は、発送書類があることを確認し、出願ソフトが受領処理を行っている数秒間が一番心拍数が上がります。
ちなみに、今日の受領書類は、登録査定謄本が2通と拒絶理由通知書が1通でした。拒絶理由通知書では、これを指摘されたらどうにもならないような痛いところが突かれていました。ただ、この手の拒絶理由通知は反論で頑張るような内容ではありませんので、今回は拒絶理由通知の内容に従う対応案を出願人に提案することになるかと思います。
こんな感じで、弊所は今日も明日も通常営業日となっております。
今月も、どうぞよろしくお願い申し上げます。