圧粉磁心

compressed powder magnetic core

純鉄(カルボニル鉄)、センダスト、パーマロイなどの1μm程度の微細な磁性粉末と、樹脂などの絶縁物との混合物を加熱成型、あるいは、これらの磁性微粉末の表面を絶縁被膜で覆って圧縮成形したもので、透磁率はあまり高くないが、渦電流損、ヒステリシス損が小さいため高周波用磁芯、高周波変成器やコイル類に用いられている。
(非晶質合金粉末を用いた圧粉磁心を沢山作製していました。非晶質合金は熱処理により応力が大幅に緩和されるため、低損失材料として期待されています。圧粉磁心を作製中に金型(ハイス鋼)がバーストし、危険な思いをしました。急激なストレスでケーキを4個食べた記憶があります。)